特撮ヒーロー~仮面ライダーX ~ [仮面ライダー]

 仮面ライダーX   神 敬介

本編の主人公。船員志望で沖縄の水産大学に通っていた。帰郷した際に、父・神啓太郎教授と共にGOD機関に襲われて死亡するが、父の手によって海底1万メートルの水圧に耐えられる強さを持つカイゾーグ(「改造」と「サイボーグ」を合わせた造語。)として復活した。
空手や柔道に長けており、バイクの運転技術もプロ級。そのため第9話前半における藤兵衛のモノローグにおいて「鍛えれば本郷たち以上になる」と童貞語られている。心が深く傷ついた時に父に依存したり、恋人でありながら自分を裏切った涼子の行動に動揺する時もあるが、その度に精神的に成長していった。立花以外にもマコ、チコも敬介=Xライダーと言う事は知っており、これ以降のライダー(アマゾン、ストロンガー)は割と正体が明かされる同人誌事を気にしなくなっている。

『仮面ライダーX』(かめんライダーエックス)は、1974年(昭和49年)2月16日から同年10月12日にかけて、毎日放送・NET系にて放送された「仮面ライダーシリーズ」第3作となる東映製作の特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。毎週土曜日19:30 - 20:00に全35話が放映された。

あらすじ

海洋科学者である神 啓太郎(じん けいたろう)教授は、謎の秘密組織GOD(ゴッド)より組織への加入を迫られる。拒否した神教授は報復としてGODの襲撃を受け、父親を助けようとした息子の神 敬介(じん けいすけ)は殺害されてしまう。自らも瀕死の重傷を負った神教授だったが、死の前に敬介を自らの研究していた深海開発用改造人間(カイゾーグ)技術を用いて「仮面ライダーX」として蘇らせた。

父の遺志を継ぎ、日本全滅を図るGODと戦う決意をする敬介だったが、彼の前に父の助手でかつての恋人、水城涼子がGODの一員として現れる。そして涼子と同じ顔をした謎の女性、霧子が敬介を助ける。涼子の真意と霧子の正体を求めつつ、敬介は偶然出会った過去の「仮面ライダー」の協力者である立花藤兵衛らの助力も得てGODと戦う。

特徴

仮面ライダーシリーズ第3作。企画段階では『仮面ライダーW(ダブルブイ)』とされていた。『X』のネーミングは主題歌にあるように「VとVを組み合わせたもの」であるが、これには前作の『仮面ライダーV3』の主人公V3同様「victory(勝利)の頭文字V」と5号ライダーとして「5のローマ数字のV」という解釈が設定されている。

前作の本放送時後半から、マジンガーシリーズをはじめとしたアニメロボットブームにより視聴率にはかげりが見え始めたことから、この作品は企画初期段階で従来の『仮面ライダー』と同一の世界上の物語であることや、従来作品のレギュラー・立花藤兵衛が続投することも決まっていたものの、同時にいくつもの新しい試みが行われた。

特に主人公・仮面ライダーXについては改造人間であるという設定はそれまでと共通であるものの、アイテムを用いて変身する点や、武器をベルトに常時携行しているなど、様々な新しい要素で仮面ライダーのイメージを一新させる作品となった。特にメカニカル感を残した造形と差し色を利かせたカラーリングが他のライダーと比べて特徴的である。NG版スーツの中には全身がシルバー調のものもあり、ロボット(メカニック)的な要素を盛り込もうとしていたことが伺われる。

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