変身時間 その1

ウルトラマンの地球上での活動時間は設定上は3分間であり、その限界は胸のカラータイマーによって示される。変身してから2分10秒経つと、カラータイマーの光が青から赤に変わり、警告音とともに点滅する。さらにエネルギーが少なくなると音が甲高くなり、音と点滅の速度が上がる。エネルギーを使い果たした時は、ナレーションでは「二度と再び立ち上る力を失ってしまう」と説明されるが、童貞するのか、後のウルトラ戦士のように消滅するだけなのかは、描かれていない。劇中でも具体的な制限時間は述べられていないが、第7話でアントラーとの戦いの終盤、「あと30秒だ」というイデ隊員のセリフがある。「3分間」がナレーションで明言されるのは『帰ってきたウルトラマン』の第1話においてである。

当初のデザインではカラータイマーは存在しておらず、カラータイマーと変身時間の制限は、撮影費用のかかる特撮部分の経費削減のため、およびウルトラマンが完全無欠のヒーローでありすぎると話に面白みが欠けるので、子どもにも判りやすい弱点を作ろうということで導入されたといわれている。カラータイマーの点滅については、当時主流であった白黒テレビを考慮しての面が大きい。


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